森のプログラムの舞台は、美しい境内の国指定史跡「浄智寺」。

自分が心地よく生きられる場所・人・ものごとは何だろう。自分もまだ知らない「わたし」をのぞく3日間の旅の一部を覗いてみましょう。


<森のプログラム1日目・2日目>


もどき料理をあじわいつくせ! 一汁一菜、素食のススメ


ナビゲーターは日本の伝統食文化を研究する温石会の入江亮子さん。


1日目は、お寺から生まれた食文化を体験しました。ごま豆腐、がんもどき、田楽に大豆ミート、魚や肉の代わりに野菜などを使い丁寧に作られた「もどき料理」=「精進料理」を食べながら「命をいただく」意味をみんなで考えました。


そして2日目には、近海で獲れたカマス、鎌倉ゆかりのけんちん汁など、一汁一菜の食事をいただきました。お腹が満たされるってどのくらいのエネルギーなのか。美味しいと思う感覚は何で決まるのか。決して贅沢ではない粗食。だけれど味わい深くお腹と心が満たされました。食べ物が変わると心と身体はどう変わるのか… いつもとは違う食事をきっかけに自分の心と身体とじっくり対話する時間となりました。