鎌倉を生んだ石たちの姿

午後のナビゲーターは、地球惑星科学を専門にされている舘野繁彦さん。

机の上には様々な鉱物や隕石が並べられました。この石の中に、約44億年前から存在する石が含まれている可能性があると聞き、興味津々の子どもたちです。

色や形、手触りを確かめながら、様々な石たちはどこからやってきたのか、普段気にも留めていない足元にどんな石が潜んでいるのか学びました。

小さな顕微鏡を首から下げ、実際に鎌倉の大地を形作る石、浄智寺を支えている土台の石の観察に向かいました。足元の石ころたちに目を向けると、白っぽかったり、尖っていたり、キラキラしていたり、様々な発見がありました。子どもたちは顕微鏡で見て特徴をスケッチしたり、分類してみたりしていました。

浄智寺から少し歩くと、地層を見ることができる場所がありました。大きな岩の重なりを目の前にして、どっしりとした自然の歴史の長さを感じました。



今日、ここ鎌倉で見つけた様々な石は、地球全体の一部で、宇宙から見るとほんの一部ですが、それぞれ個性を持つ”石”が確かに存在していました。壮大な宇宙の中の、地球の中の、鎌倉という大地を生み出している石の観察を通じて、存在するそれぞれが多様だからこそ面白いのだと感じられました。