2022年、3月19日。鎌倉市の深沢学習センターにて、ULTLAインパクトデイが開催されました。
ULTLAインパクトデイとは?
「かまくらULTLA」の参加した子どもたちと一緒に作り上げて下さった皆さんや、会場に集まられた方々が「かまくらULTLA」での学びを共有し、それぞれの次のステージへと進めるインパクトを生み出す日です。子どもたちの発表など直接子どもたちの声を聞く機会を作ることで、会場内からもエールを送ってもらうことで、多様な学びがさらに「かまくらULTLA」で実現していく一歩となる日になるようにと設けられた貴重なイベントです。
インパクトデイのプログラム
1:開会のごあいさつ(鎌倉市長 松尾崇氏)
2:かまくらULTLAプログラムについて(鎌倉市教育長 岩岡寛人氏)
3:令和3年度の取組内容について(株式会社SPACE代表取締役 福本理恵氏)
4:かまくら ULTLA プログラム参加者からの発表
5:ULTLA ナビゲーターからのエールメッセージ
6:センパイトーク(ゲスト:絵本作家 濱口瑛士氏)
7:座談会
8:閉会のごあいさつ(鎌倉市教育委員会教育センター所長 泉昭子氏)
9:修了証の贈呈
インパクトデイでは、会場の皆さんに向けてULTLAで実現したかった想いを松尾市長が語り、岩岡教育長からはULTLAの概要をお伝えしました。具体的な取り組みとULTLAを通じて変化し続けた子どもたちの姿をSPACEの福本代表から共有するとともに、その中で変化してきた当事者であるULTLAチルドレンからも二人が代表として自分らしい学びや表現を披露してもらいました。
ULTLAで学んできたことを伝えてくれたULTLAチルドレンの二人。発表を終えて、自信みなぎる表情です。
上に掲載した写真左のULTLAチルドレンさんは、海のプログラムで出会ったSea Vegetableの本拠地がある四国(徳島と高知)に赴き、海藻の研究をしてきたことを発表してくれました。ULTLAを通じて様々な学びがあること、自分の得意な学び方を生かしながら、自由な発想で仕事を作っていったり一つのことに没頭していく大人の姿に刺激を受けたこともシェアしてくれました。
上に掲載した写真右のULTLAチルドレンさんは、インパクトデイのために即興劇の台本を作成し、自分らしい表現を発揮していく一コマを披露してくれました。教育長や教育委員会の皆さんの白熱した演技?も会場の笑いを誘う和みの時間となりました。
会場に来れなかったナビゲーターの皆さんからも熱いメッセージを頂きました。プログラムを支えて、子どもたちを多様で面白い世界へと誘って下さったナビゲーターの皆さん、ありがとうございました!
センパイトークでは絵本作家で過去に不登校を経験した濱口瑛士さんが、学校の枠を越えて自分の好きなことを突き詰めていくことによって道が開かれていくというメッセージを伝えてくれました。会場にいた子どもたちや保護者の方からも、自分らしい学びを進めていくことに勇気をもらったという嬉しい声。
濱口瑛士の世界:https://www.eishi-hamaguchi.com/
センパイトークに続く座談会では、教育長、センパイたち(濱口瑛士さん、小林大真さん、金澤洋輝さん)、SPACE代表福本氏が自分らしさを見つけていく教育や、これからの教育に必要なことなどについて意見を交わしました。
会場では海のプログラムや森のプログラムの時の様子が展示され、来場下さった方々にもULTLAの雰囲気をお伝えする機会となりました。
また、ULTLAチルドレンがプログラム中に作成した楽器や、その後の自主制作で作った作品なども飾られて、子どもたちの学びのアウトプットを共有することもできました。
また、センパイトークや座談会でお話し頂いた絵本作家の濱口瑛士さん、フォントクリエイターの小林大真さん、細密画家の金澤洋輝さんの作品群も飾られ、会場に彩りを添えてくれました。センパイたち、ありがとうございました。
インパクトデイでは2021年度のULTLAプログラムに参加してくれた子どもたちに、修了証としてULTLAのメインキャラクターの「Uくん」のバッジが贈呈されました。2021年度の色はミントブルー。
かまくらULTLAプログラムを盛り上げてくださった運営メンバーの皆さんも1年間お疲れさまでした。
2022年度はどんな変身がULTLAで起こるのか!?
次なる「へーんしん」もどうぞお楽しみに!