森のうまみ、木のこ三昧
森プログラム2日目。お昼のナビゲーターは、アウトドアライフアドバイザー・寒川一(さんがわ はじめ)さん。
この日の食事場所は、鎌倉・浄智寺の700年続く森に囲まれた駐車場。
木の香りを感じながら火を起こし、大きなフライパンでじっくり焼いた木の子のソテーをパンに添えて食べました。
そのお味は「少し苦手だったけど、美味しい!」と、きのこが苦手だった子どももおかわりするほど。

寒川さんからは「火を使うことで炭素が出るけれど、その炭素を周りの木々が吸って、また酸素を生み出す。これが“循環”なんだよ」との話がありました。
子どもたちは「自分たちが出した炭素を、木がごちそうにしてくれているんだ」と、自然とのつながりを実感していました。

さらに、「花咲じいさんが灰をまいて花を咲かせた」という昔話も、実は土壌を豊かにする本当の知恵であることを学びました。
最後には、子どもたち自身の手で灰を森にまき、何百年後かの木々の成長を願いました。
