音の波動で大気のドームを感じよう
海のプログラムの最後を飾ったのは、子供たち、保護者、スタッフ、その場にいるすべての方たちが「気」と「音」で一体となるセレモニーでした。
由比ガ浜中学校から、自然豊かな鎌倉文学館に移動し、木や風を存分に感じ取れる場所で、波動スピーカーから広がる遠藤昌美さんが鳴らす木の楽器の音と山口泰さんの奏でるクリタルボウル演奏に耳を傾け、OBAさんのダンスを感じながら、吉井考さんの「気」のナビゲートを受けました。
最初は、虫に気を取られたり、恥ずかしがっていた子供たちも、プログラムが進むにつれて「気」を心地よく感じ取れるようになり、自然にその場を楽しんでいたのが印象的でした。
プログラムの終盤では、それぞれが感じていた「気」を、その場にいる全員で輪になることで分かち合いました。
電子機器が発達し、オンラインでのやり取りが主流となっている現代では、子供たちが自分がその場にいるという感覚を上手くつかみにくいことが多いように思います。
今回の体験は、自分も他者も確かにその場に存在しているという実感を得られる貴重な機会になったのではないでしょうか。